登山を始めたきっかけは、あの羊蹄山
登山を始めたのは2020年。きっかけは、同僚たちと登った羊蹄山でした。
「まあ、なんとかなるでしょ」と軽い気持ちで挑んだのですが、結果はまさかの筋肉痛地獄。足はガクガク、呼吸はゼーゼー。
それでも、頂上から見たあの景色がすべてを吹き飛ばしてくれました。
あの瞬間、「またこの景色を見たい」と思ったんです。それ以来、北海道を中心に日帰り登山を楽しんでいます。

まずは“里山”から始めるのがおすすめ
「登山=富士山」みたいなイメージ、ありますよね。でも最初の一歩はそんな大それたものでなくて大丈夫。
私の初回は羊蹄山でしたが……今思えば、同僚の「全然行けるよ」に完全に騙されました(笑)。
最初は近くの“里山”からがちょうどいいです。短時間で登れて、下山後はそのままラーメン屋に寄れる距離感。札幌なら三角山や藻岩山など。
「登山の練習」というより、「少し背伸びした散歩」くらいの感覚で行けるので気が楽です。
“ちょうどいい装備”の考え方
始めたばかりの頃は、あれもこれも欲しくなります。ですが最初から全部そろえる必要はありません。
大切なのは「安全に登って、笑顔で下山できる」こと。つまり“完璧な装備”よりも“安心できる装備”でOK。
背伸びしすぎず、自分に合った「ちょうどいい」ラインを見つけましょう。
初心者におすすめの基本装備7点
- 登山靴 or トレッキングシューズ(初めのうちは防水タイプが安心)
- レインウェア(上は必須、下は天候や行動時間に応じて)
- ザック(15〜20L程度)
- 帽子
- 飲み物(1〜1.5L)
- 行動食(パン、おにぎり、ナッツ、羊羹など)
- タオル・ティッシュ・ゴミ袋・熊よけの鈴
この7点があれば、標高1,000m以下の日帰り登山なら十分に楽しめます。
特に靴とレインウェアは“ケガと冷え”を防ぐための最重要アイテム。
逆に、ストックやバーナーなどは慣れてからでOK。「軽くて、持ちすぎない」が鉄則です。
装備選びでのポイント
登山靴(トレッキングシューズ)
私はALTRAのLone Peakを愛用しています。軽くて歩きやすく、地面の感触が分かる自然な履き心地が特徴です。
最初はスニーカーでも登れますが、下りの安定感がまるで違います。登山靴に変えただけで「怖さが消えた」のは本当の話。
登山に少し慣れてきたら、Vivobarefoot(ビボベアフット)のPrimus Trailもおすすめ。裸足感覚で地面をしっかり感じられ、整備された里山では軽快に歩けます。
ただし、足裏の筋力が慣れていないうちは疲れやすいので、段階的に使うのがコツです。

こちらの記事もどうぞ
「これまで履いてきた登山靴まとめ|初心者からUL志向までの変遷」
レインウェア
北海道の山の天気はとにかく変わりやすい。晴れていたのに急にガスって雨…なんて日常茶飯事。
最初は家にあるカッパでも構いませんが、続けるなら登山用の防水透湿モデルがおすすめです。
私はアークテリクスのベータジャケットを使用中。軽くて蒸れにくく、急な雨でも安心。最初の一着はモンベルなどのベーシックモデルでも十分です。
ザック
目安は15〜20L。私はパランテのミニジョーイ(13L)を使っています。小さめですがポケットが多く、ザックを下ろさずに行動食や地図を取り出せて便利。
「必要な分だけ持つ」を覚えると、登山がぐっと楽になります。
服装の基本も少しだけ
合言葉は「汗をかいても冷えない」。ポリエステルやウールなど速乾性のある素材を選びましょう。
綿のTシャツやジーンズは汗を吸って冷えやすいので避けるのが賢明です。
私はティートンブロスのアクシオ半袖+スタティックのアドリフトフーディの組み合わせをよく使っています。軽くて動きやすく、北海道の初夏や秋に快適です。
季節や天候によって調整が必要なので、詳しいレイヤリングは別記事で解説しています。
→ 秋の登山、服装で失敗しないために
登山靴が教えてくれたこと
最初のころは「靴なんて何でもいいでしょ」と思っていました。ところが下山中に滑って、岩にヒヤッ。あれは本当に怖かった。
その経験以来、靴だけはケチらず選ぶようにしています。登山靴は、まるで先生みたいな存在。
きちんと選べば足を守り、山をもっと自由に歩かせてくれます。自分の足に合う一足と出会えた瞬間、登山が少し上手くなった気がします。
まとめ:完璧じゃなくていい、“安心”がいちばん
登山の装備は「完璧」より「安心」。まずは近くの山から、気軽に出かけてみてください。
朝の光、風の音、木の匂い。どれも街では味わえないご褒美です。
山の上で飲むコーヒーが、どんなカフェよりおいしく感じたら——もう立派な登山仲間です。




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