新年、あけましておめでとうございます。
札幌の街は、いつもの年と同じように白く染まった新年を迎えました。朝、カーテンを開けると冷え込んだ空気とともに広がる冬の景色。そんな景色を横目にストーブの一番近くで「クン」と鼻を鳴らしながら二度寝を決め込む黒柴・乃亜。そんな穏やかな光景から、我が家の2026年は始まりました。
新しい年を迎えるにあたり、これまでの歩みを振り返りつつ、今年の「乃亜的(そして飼い主の切実な)」抱負を綴ってみたいと思います。
2025年、縮まった「数センチ」の距離
昨年を振り返ってみると、乃亜にとっても私にとっても「信頼の根っこ」が少しずつ太くなった一年だったように思います。
柴犬という犬種は、よく「パーソナルスペースを大切にする」と言われます。乃亜もその典型で、特に家に来たばかりの頃は、良かれと思って手を伸ばしてもスッと身をかわされることが日常茶飯事でした。
しかし、去年からでしょうか。ふとした瞬間に乃亜の方からトコトコと歩み寄ってきて、私の膝にそっと顎を乗せたり、リラックスした状態で背中を預けて眠ったりする姿が見られるようになりました。
ブログでも以前「慎重派の柴犬が触らせてくれるようになるまでのステップ」として書きましたが、この「数センチの距離」が縮まるまでには、長い時間と根気が必要でした。その歩み寄りが形になった昨年を経て、2026年はさらに一歩踏み込んだ「健康と自立」をテーマに掲げたいと思っています。
抱負その一:言い訳を卒業して、「歯磨き」を日常にする
さて、ここからは少し耳の痛いお話です。今年、飼い主として最も強く心に誓っているのが「乃亜の歯磨き」です。
これまで、私は自分自身にたくさんの「言い訳」を用意してきました。
- 「今日は乃亜の機嫌が良くなさそうだから、ストレスをかけないでおこう」
- 「さっきロープ系のおもちゃで激しく遊んでいたから、少しは汚れが落ちたはず」
- 「歯磨き系のお菓子をあげたから、今日はこれで十分かな」
そんな風に、便利なおやつや道具に頼り切り、根本的なケアから目を逸らしていた部分があります。でも、乃亜も気づけば6歳。人間でいえば働き盛りの年齢を過ぎ、シニア期への足音が少しずつ聞こえてくる時期です。これから先、10年、15年と美味しいものを自分の歯で食べてほしいと願うなら、今、このタイミングで「歯磨きのルーティン化」を避けて通るわけにはいきません。
今年の目標は、「歯磨きをイベントにせず、呼吸をするような習慣にすること」です。
具体的なステップ
- 口の周りを優しく触らせることに慣れる(まずはここから)
- 歯磨きシートを使って、歯の表面をさっと拭く(道具への違和感をなくす)
- 最終的に、歯ブラシをスムーズに受け入れてもらう
「山道具のメンテナンスはあんなに丁寧にするのに、愛犬のメンテナンスをサボるのか?」という自分の中の声に、今年はしっかり胸を張って答えられるようになりたい。乃亜が「寝る前の恒例行事なんだな」と諦め半分、納得半分で受け入れてくれるまで、焦らず、でも着実に続けていく。これが2026年の大きなミッションです。
抱負その二:札幌の冬を乗り切る「トイレトレーニング」の再強化
もう一つの抱負は、トイレトレーニングの強化です。
柴犬飼いにとっての「あるある」かもしれませんが、乃亜も「排泄は絶対に外派」という強いこだわりを持っています。これは柴犬の清潔好きな気質の表れでもありますが、札幌のような雪国で暮らす私たちにとっては、なかなかハードな課題でもあります。
吹雪の日も、マイナス10度を下回る朝も、乃亜は外に出るまで我慢してしまいます。また、将来的に乃亜の体調が悪くなったり、私自身が怪我をして散歩に行けなくなったりした時のことを考えると、室内でも安心して用を足せる環境を整えておくことは、乃亜の健康を守ることに直結します。
「もう6歳だから……」と諦めるのは簡単です。でも、乃亜はこれまでも、時間をかければ新しいルールを少しずつ受け入れてくれました。一足飛びに完璧を目指すのではなく、まずは家の中のトイレシーツの上で「ここなら安心だ」と思ってもらえるような環境づくりから再スタートします。

乃亜の視点から見た、2026年(の予想)
もし乃亜が「私の抱負はこれよ」と語ってくれるなら、きっとこんな感じではないでしょうか。
「山から帰ってきた時の、あの『山の匂い』をチェックするのが楽しみ。でも、変なシートで口をゴシゴシするのは、ほどほどにしてほしいわ」
「新しい公園には興味があるけど、雪道で私の足が埋まらないように、ちゃんと除雪された道を選んでほしいの」
「あと、お昼寝の邪魔をしないで、たまに美味しいおやつをくれるなら、今の暮らしも悪くないわね」
彼女にとっての幸せは、きっと私たちが考えるよりもずっとシンプルで、今の瞬間に集約されています。その「今」を、健康で、快適に過ごさせてあげること。それが飼い主である私の、最大にして唯一の役割です。
結びに:山と柴、それぞれの豊かさ
2026年も、基本的には変わらない「山と柴犬のある、シンプルな暮らし」を続けていきます。
私は山へ行き、自然の中で自分をリセットする。乃亜はお家で帰りを見守り、帰宅した私を独特の「柴距離」で迎えてくれる。山での時間は私にとっての糧であり、乃亜との時間は私にとっての「錨」のようなものです。
山へ行くことで心身を整え、その分、家では乃亜との暮らしに丁寧に向き合う。そんな良い循環を、今年は「歯磨き」や「トイレ」といった、足元の習慣から作っていきたいと思っています。
派手なニュースはないけれど、朝の冷たい空気の中で乃亜の息が白く光るのを見ること。そんな何気ない日常の断片を、今年もこのブログで丁寧に拾い集めていくつもりです。
本年も、乃亜と私、そして「山と柴」をどうぞよろしくお願いいたします。
皆さんと、皆さんの大切なご家族(そして愛犬たち)にとって、穏やかで健やかな一年になりますように。


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